「うり坊が来なくなって1カ月ほど経った時、父イノシシが戻ってきたのです。」

「なぜ、父イノシシと分かったのですか」と町会長。

「うり坊が来なくなって1カ月ほど経った時、設置した孟宗竹の向こう側にミミズを食べるためにイノシシが掘った線を発見したのです。」

「父イノシシが来ていた東側に線を発見したのですか」と町会長。

「それが、西側なのです。」

「それでは、うり坊が生きていたのではありませんか」と町会長。

「ところが、掘った線が、以前母イノシシが掘ったくらいの長さだったのです。」

「一番下のうり坊が掘れるような長さではなかったのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。堀跡は、山側に近いところから始まり、日を追うごとに設置した孟宗竹に近づいてきました。」

「用心深く、設置した孟宗竹に近づいてきたのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。栗林の中にもLEDライトを設置してあるので、線的な行動を繰り返しながら、日数をかけて孟宗竹に近づいてきたのです。」

「しかし、卓球場の西側にも孟宗竹が設置してあるので、裏庭には侵入できませんよね」と町会長。

「実は、西側の孟宗竹は、1番下のうり坊が乗り越えられるように2本にしてあるのです。」

「なるほど」と町会長。

「そろそろ孟宗竹を乗り越えるかなと思ったとき、事件が起きました。」

「『事件』と言いますと?」と町会長。

「設置した東側の孟宗竹の家側に竹藪から切り出した孟宗竹を30本ほど積んでおいたのですが、積んだ竹の周りにイノシシがミミズを食べた後がたくさんあったのです。」

「西側に侵入したイノシシが裏庭を横切って、東側に来たのですね」と町会長。

「実は、卓球場の西側と物置の間には孟宗竹が5本設置してあるので、うり坊も越えたことはありません。」

「それは、不思議ですね」と町会長。

2021/11/5

<水道後記56>
7cmの長さに切り取ったステンレスパイプを挿入したポリエチレン管をパイプエンドに挿入し、八角形の部分を水道レンチを2つ使って締め上げた。

そして、今回の実験では、パイプエンド→ポリエチレン管→SKXの異種管継手→内径13ミリの塩ビ管→インサートバルブソケット→蛇口ニップル→ホース→立水栓の蛇口の順に接続した。

内径13ミリの塩ビ管とインサートバルブソケットはセメダインの塩ビパイプ用A接着剤を使った。缶の色はエスロンと同じでブルーだった。同じエスロンでも缶の色が違うと用途が異なる。

たまたま、インサートバルブソケットと蛇口ニップルは口径が同じネジのものを購入してあったので、ぴったり接合できた。シールを巻くことは知っていたが、ぴったり接合できたので手で強く締めただけだった。それでも、パイプエンドが飛んでしまった実験では問題が起きなかったので、ネジ接合はしっかりしていると思っていた。<続く>

2024/10/22